脳が突然(卒に、にわかに)中る(あたる)→脳卒中
悪い風に中る(あたる) →中風(ちゅうふう・ちゅうぶ)
『突然起こる病気』これが「脳卒中」または「中風」の語源です。
しかし、実際は突然に起こるのではありません。
もちろん、一見突然発症したように思えますが、ほとんどの場合は、
その原因として
「高血圧症」「高脂血症」「糖尿病」「加齢」などで知らず知らずのうちに
動脈硬化が進行して、これが原因で脳卒中が起こるのです。
「突然起こるのでなければ、ある程度予防できるのでは?」と思われるかもしれません。
その通りです。もちろん、脳卒中を完全に予防することはできませんが、将来、
脳卒中を起こす可能性を非常に少なくすることは可能です。それも、早ければ早いほど予防できる可能性が高くなります。
そのためには、動脈硬化が進行していく前に手を打つ必要があります。
そこで大切なのが次の「動脈硬化・生活習慣病」の項目です。